【2021年】WP Fastest Cacheの使い方・設定方法!不具合の対処法も解説【キャッシュプラグイン】
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・WP Fastest Cacheって何?
・使ってWordPressのサイト速度を速くしたい!
・安全でSEOに強いWP Fastest Cacheのおすすめの設定を知りたい!!
本記事の内容
- WP Fastest Cacheの機能やメリット
- WP Fastest Cacheの、安全でSEOにも強いおすすめの設定方法と使い方
- 万が一エラーや不具合が出たときの対処法
- さらにサイト速度を速くする方法
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本記事を読むと、WP Fastest Cacheを使ってサイト速度を大幅に改善する方法だけでなく、エラーなく安全に・SEOに強い設定にする方法がわかります。
>> 【2021年】おすすめのアフィリエイトASP15選【初心者に必須のASPを厳選】
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目次
WP Fastest Cacheとは
キャッシュでサイトを高速化するプラグイン
WP Fastest Cacheとは、キャッシュを使ってサイトの表示速度を速くしてくれるプラグインです。
ページが一度読み込まれて表示された時のデータをサーバーやブラウザに保存しておき、2回目以降にページを表示するときにはその保存されたデータを表示することで、読み込み時間を省いて高速でページを表示させるための機能。
キャッシュを使っていない場合は、ページを表示する際には毎回プログラムを読み込んでゼロからページを組み立てるのですが、その読み込みと組み立てにかなりの無駄な時間がかかります。
キャッシュを使うことで、プログラムを読み込む時間を飛ばしていきなりページを表示することができるので、ページの表示速度をかなりかなり速くすることができます。
サイトの表示速度を計測できるPageSpeed Insightsでも、キャッシュを使う前後でかなりスコアが変わるので是非試してみてください。
シンプルで初心者でも使いやすい
WP Fastest Cacheの特徴としては、シンプルで初心者でも使いやすいことが挙げられます。
キャッシュは以下のようにたくさんの種類があるのですが、WP Fastest Cacheはその中でもサーバーキャッシュとブラウザキャッシュのみを利用します。
- サーバーキャッシュ
- ブラウザキャッシュ
- データベースキャッシュ
- オブジェクトキャッシュ
- オプコードキャッシュ
利用するキャッシュを絞ることで設定もシンプルになり、初心者でも使いやすいことがWP Fastest Cacheの魅力です。
いろんなキャッシュを使うことができる上級者向けのキャッシュプラグインにはW3 Total CacheやLiteSpeed Cacheがあります。
>> 【2021年最新】W3 Total Cacheのおすすめの設定方法と注意点
>> 【2021年最新】WordPressのキャッシュプラグインおすすめ8選【比較表付き】
WP Fastest Cacheのインストールと有効化
それでは、ここからはWP Fastest Cacheのインストールから設定・使い方について順番に解説してきます。
インストール前の注意点
注意点①まずはバックアップを取ろう
どのプラグインでもそうですが、プラグインの相性によっては不具合が起こる可能性もあります。
WP Fastest Cacheをインストールする前に、以下の記事を参考にWordPressのバックアップを取っておきましょう。
>> 【2021年最新】BackWPupの正しい設定方法と使い方:自動バックアッププラグイン【WordPress】
注意点②他のキャッシュ系プラグインと併用しない
複数のキャッシュ系プラグインを同時に使用すると不具合が起こるので、WP Fastest Cacheを使用する際には他のキャッシュ系プラグインと併用しないようにしましょう。
既にキャッシュ系プラグインを何か導入している場合は、正しい手順でそのプラグインを削除してからWP Fastest Cacheを導入しましょう。
>> 【2021年最新】WordPressのキャッシュプラグインおすすめ8選【比較表付き】
インストールと有効化方法
WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。
プラグインの検索窓に「WP Fastest Cache」と入力して検索します。
チーターの画像が付いたこのプラグインがWP Fastest Cacheです。
「今すぐインストール」をクリックします。
インストールが完了したら「有効化」をクリックします。
「プラグインを有効化しました。」と表示されてインストール済みプラグイン一覧のページに切り替われば、WP Fastest Cacheのインストールと有効化が完了です。
WP Fastest Cacheの使い方①:おすすめの設定方法
次はWP Fastest Cacheの設定の手順について解説していきます。
まずは設定画面を開きましょう。
WordPressの管理画面のメニューに「WP Fastest Cache」という項目が追加されているのでクリックします。
この画面がWP Fastest Cacheの設定の画面になります。
なお、WP Fastest Cacheの設定画面には7つのタブ(設定メニュー)がありますが、
実際に使うのは上記の3つのみなので簡単に設定できるのご安心ください。
設定手順は次の5つのステップに分けて順番に解説します。
- 日本語表示にする
- 基本設定(←これがメインの設定です。)
- キャッシュの有効期限の設定
- 除外ページの設定
- 【補足】Premium(有料版)について
【Step1】日本語表示にする
まずはWP Fastest Cacheの設定画面の言語を日本語に切り替えましょう。
「設定」タブになっていることを確認して画面を下の方にスクロールすると、
「Language」の項目があるのでクリックします。
言語の一覧が表示されるので「日本語」をクリックしましょう。
「Submit」ボタンをクリックすれば、表示言語が日本語に切り替わります。
【Step2】基本設定
次はWP Fastest Cacheでキャッシュを使うための基本設定です。
このステップがWP Fastest Cacheのメインの設定になります。
設定の完成形はこのようになります。
上の画像を参考に以下の8つ(もしくは9つ)にチェックをしましょう。
読者の悩み
- キャッシュ:チェックを入れる
- 先読み(プリロード):チェックを入れて6箇所を選択
- ログインユーザー:チェックを入れる
- モバイル:チェックを入れる
- 新規投稿:チェックしてClear All Cacheを選択
- Update Post:チェックしてClear All Cacheを選択
- Gzip圧縮:チェックを入れる
- ブラウザキャッシュ:チェックを入れる
- Disable Emojis:ブログで絵文字を使っていない場合はチェックを入れる
チェックを入れるとポップアップが表示される項目もあります。ポップアップでの選択なども含めて、それぞれ順に詳しく解説していきます。
キャッシュ
チェックを入れるとWP Fastest Cacheがオンになります。
チェックを入れないとそもそもWP Fastest Cacheが使えないのでチェックを入れましょう。
先読み(プリロード)
「先読み」とは「プリロード」とも呼ばれ、まだキャッシュが作成されていないページのキャッシュを先に作成しておく機能です。
通常、キャッシュは初めてユーザーがページに訪れたときに作成されます。
つまり2人目以降にはキャッシュを使うことができますが、1人目のユーザーが訪れたときにはまだキャッシュがないので使うことができません。
よって1人目のユーザーに対しては表示速度が遅くなってしまうのですが、これを解決してくれるのが「先読み(プリロード)」です。
先読みを有効にすると、まだキャッシュが作成されていないページのキャッシュを前もって作成してくれるので、1人目のユーザーにも素早くページを表示できるようになります。
「先読み」にチェックを入れるとこのようなポップアップが表示されます。
先読み(プリロード)の機能を有効にするページを選択できます。
画像のように、以下の6箇所にチェックを入れて「OK」ボタンをクリックしましょう。
チェックを入れる項目
- ホームページ
- 固定ページ
- 投稿
- タグ
- カテゴリー
- 添付ファイル
ログインユーザー
「ログインユーザー」を有効にすると、WordPressにログイン中のユーザー(サイト管理者)にはキャッシュを表示しなくなります。
サイトをカスタマイズしたり設定を変更したりしているときにキャッシュが表示されると、変更が反映されなくてとても不便です。
チェックを入れておきましょう。
モバイル
「モバイル」にチェックを入れると、PC用のキャッシュをスマホユーザーに対して表示しなくなります。
スマホユーザーにPC用のキャッシュが表示されると、PC画面のサイドバーがスマホにも表示されるなど様々なデザイン崩れの原因になるのでチェックを入れておきましょう。
新規投稿
チェックを入れて、以下のように「Clear All Cache」を選択しておきましょう。
「新規投稿」の設定を有効にして「Clear All Cache」にチェックを入れることで、
新規記事を公開するたびに、サイトのキャッシュを全て自動で削除してくれます。
古いキャッシュが残っていると、ページを変更したり新規記事を公開しても、変更や新規記事の公開がサイトに反映されないことがあります。
ですので、キャッシュは定期的に削除することが大切です。
Update Post
新規記事と同様に、既存の記事を更新したときに自動でキャッシュを削除してくれる機能です。
「新規記事」と同じ理由から、有効化して「Clear All Cache」を選択しておきましょう。
各ファイルの圧縮・最適化
以下の4つの設定項目についてです。
- HTMLの圧縮:HTMLを圧縮してページサイズを小さくする
- CSSの圧縮:CSSファイルを圧縮する
- CSSの結合:CSSファイルを結合してHTTPリクエスト数を減らす
- JSの結合:JavaScriptファイルを結合してHTTPリクエスト数を減らす (header)
全てチェックを外したままにしておきましょう。
この4つはキャッシュとは全く別の機能で、HTML・CSS・JavaScriptファイルを圧縮したりまとめたりすることで読み込み速度を速くするための機能です。
キャッシュと並んでサイト速度を改善するための代表的な方法の1つですが、これらはAutoptimizeというファイル圧縮専用のプラグインを使うのおすすめです。
以下の記事で詳しく解説しています。
>> 【2021年最新】Autoptimizeの設定方法と使い方:コード最適化プラグイン【WordPress】
Gzip圧縮
「Gzip圧縮」にチェックを入れることで、サーバーから応答する際のデータの容量を小さくして、表示速度を速くしてくれます。
テキストベースのリソースは圧縮(gzip、deflate、または brotli)して配信し、ネットワークの全体的な通信量を最小限に抑えてください。
上記のようにPageSpeed Insightsでも、ページの表示速度を改善するためにGzip圧縮を利用することが推奨されています。
チェックを入れておきましょう。
ブラウザキャッシュ
「ブラウザキャッシュ」にチェックを入れると、ユーザーのブラウザにキャッシュを生成することができます。
ユーザーがそのブラウザで再度ページを表示した場合、ブラウザキャッシュを表示することでさらに表示速度を速くすることができるので、チェックを入れておきましょう。
Disable Emojis
「Disable Emojis」にチェックを入れると、絵文字のためのCSSやJSを取り除くことができます。
使っていないCSSやJSが残っていると無駄にサイト速度が遅くなる原因になるので、ブログ上で絵文字を使わない方はチェックを入れておきましょう。
【Step3】キャッシュの有効期限の設定
Step3では、キャッシュの有効期限を設定します。
キャッシュの有効期限とは?
そもそもキャッシュは、一度読み込まれたデータを保存しておき次回以降はそのデータを表示することで表示速度を速くするための機能ですが、
逆に言うと、古いキャッシュが残っているとページやサイトを変更してもずっと古いデータが表示されてしまいます。
これを防ぐために、古いキャッシュを定期的に削除するための機能が「キャッシュの有効期限」です。
キャッシュの有効期限を設定しておくと定期的に古いキャッシュが全て削除されて、最新の状態のページがユーザーに表示されるようにできます。
Timeout Rules(キャッシュの有効期限のための設定)
まずは「キャッシュの削除」のタブを開きましょう。
画面の下の方の「Timeout Rules」の右にある「Add New Rule」をクリックします。
するとこのような画面が表示されるので、
画像のように以下の3箇所を設定したら、「Save」をクリックします。
設定内容
- REQUEST_URI:「すべて」に変更
- Then:「1日に1度」に変更
- at:「2:00」に変更
この設定にすることで、毎日夜中の2:00に古いキャッシュを全て削除してくれるようになります。
上記のようにTimeout Rulesの欄に作成した設定が追加されれば完了です。
【Step4】除外ページの設定
「除外」タブの設定では特定のページだけキャッシュを使わないようにする設定ができます。
こんなときに便利
- 特定のページだけキャッシュが原因で不具合が起きたので除外したい
- 常に最新の状態で表示したいページがあるのでそのページを除外したい
※「有料版の説明も不要!」という方は「WP Fastest Cacheの使い方②:キャッシュの削除」の見出しまでスキップしてください。
「除外タブ」を開いたら「Add New Rule」をクリックします。
画像のようなポップアップが表示されるので、以下の2つを選択・入力します。
手順
- ①「Is Equal To」を選択
- ②除外したいページのURLを入力
上記を選択・入力できたら「Save」をクリックして保存します。
除外するページにページが追加されていれば完了です。
【補足】Premium(有料版)について
「プレミアム」のタブをクリックすると、WP Fastest Cacheの有料版のプランの詳細が表示されます。
有料版の一番のメリットはモバイル用のキャッシュを使えるようになることです。
これにより、
・PCにはPC用のキャッシュを
それぞれ表示してくれるようになり、PCでもスマホでも表示速度が速くなります。
wp super cacheならモバイル用のキャッシュも無料で使うことができます。WP Fastest Cacheと同じで初心者でも使いやすいプラグインです。
>> 【2021年】WP Super Cacheのおすすめ設定方法と使い方!不具合の対処法も解説【キャッシュプラグイン】
WP Fastest Cacheの有料版ではさらに「画像の最適化」もできるようになりますが、
画像を最適化してサイトを高速化するにはEWWW Image Optimizerの方がおすすめです。無料で使えます。
>> 【2021年最新】EWWW Image Optimizerの最新設定方法と使い方【画像最適化プラグイン】
>> 【画像付き】EWWW Image OptimizerでWebP画像への変換を設定する方法
WP Fastest Cacheの使い方②:キャッシュの削除
ここまでの解説の通りに設定をすると、定期的に自動でキャッシュが削除されるようにはなっていますが、
- サイトをカスタマイズしたとき
- CSSやPHPのコードを変更したとき
などなど、サイト上で何か設定などを変更したときには手動でキャッシュを削除しましょう。
キャッシュを削除せずに古いキャッシュが残っていると、カスタマイズや変更が反映されません。
キャッシュの削除方法は2つあるので、順に解説します。
キャッシュの削除方法①メニューから削除
WordPressの管理画面の上部に「Delete Cache」というメニューがあるので、カーソルを合わせて「Clear All Cache」をクリックすれば完了です。
キャッシュの削除方法②設定画面から削除
WP Fastest Cacheの設定画面の「キャッシュの削除」のタブを開きます。
「Clear All Cache」をクリックすればキャッシュの削除が完了です。
WP Fastest Cacheのエラー・不具合の対処法
次の3つのエラー・不具合についてそれぞれ対処法を解説します。
①サイトでの変更や更新が反映されない
・「CSSやPHPを変更しても反映されない!」
という場合は、古いキャッシュが残っておりそのキャッシュが表示されていることが原因です
「WP Fastest Cacheの使い方②:キャッシュの削除」の見出しを参考にキャッシュを削除してからページを再度読み込めば、設定や変更が反映されるはずです。
②ブログ画面の表示がおかしい
今回ご紹介した設定にしていれば問題ありませんが、
CSSやJSの圧縮や結合にチェックが入っている場合に、他のプラグインとの干渉が原因で表示が崩れることがあります。
上記のように、以下の3箇所のチェックを外して設定を保存しましょう。
変更箇所
- CSSの圧縮:チェックを外す
- CSSの結合:チェックを外す
- JSの結合:チェックを外す
上記の設定が完了したら、
画面上部のメニューバーから「WP Fastest Cache」→「Delete Cache and Minified CSS/JS」をクリックすれば完了です。
③500サーバーエラーが表示される
上記のような500サーバーエラーが出るのはサーバーとの相性が悪いことが原因です。
サーバーにログインをして「.htaccess」ファイルを編集することで解消できます。
# BEGIN WpFastestCache
# Modified Time: 06-10-09 18:11:12
(中略)
# END WpFastestCache
# BEGIN LBCWpFastestCache
(中略)
# END LBCWpFastestCache
「.htaccess」ファイルを開いたら、上記のコードの
# BEGIN WpFastestCache
と# BEGIN WpFastestCache
に挟まれる箇所を全て削除しましょう。
これでエラーが直るはずです。
一旦エラーは直りますが、サーバーの環境とWP Fastest Cacheの相性が悪いので、WP Fastest CacheをWordPressから削除しておきましょう。
WordPressをさらに高速化させる方法
最後に、WP Fastest Cacheと合わせて行うことでサイトをさらに高速化するための方法を解説します。
画像を最適化する
サイトの速度が重い原因の1つは画像のデータのサイズが大きすぎることです。
画像を最適化することで容量を小さくしてサイト速度を改善することができます。
詳しくは以下の記事で解説しています。
WebP形式の画像を使う
2つ目の方法は、最先端の画像のフォーマットである「WebP」形式の画像を使うことです。
以下の記事で詳しく解説しています。
ファイルを最適化する
3つ目の方法は、ファイルを最適化することです。
WP Fastest Cacheの設定でもあったように、HTML・CSS・JavaScriptファイルを圧縮・連結して最適化することでサイト速度を改善できます。
WP Fastest Cacheの設定ではなくAutoptimizeを使って設定しましょう。
詳しくは以下の記事で解説しています。
WP Fastest Cacheでキャッシュを使ってサイトを高速化しよう!
WP Fastest Cacheでキャッシュの設定をしてサイト速度を速くする方法について解説しました。
キャッシュを使うだけでサイトの速度は大幅に改善されます。
サイトの速度が速くなるだけで、
- SEOで評価されて順位が上がりやすくなる
- 読者に読まれるようになり、アフィリエイトが発生しやすくなる
などなどメリットがあるので、この機会にWP Fastest Cacheを導入してキャッシュの設定をしておきましょう。
モバイル用のキャッシュを使いたい方はWP Super Cacheもおすすめです。
本格的に他のキャッシュも使いたい方はW3 Total CacheやLiteSpeed Cacheもおすすめです。
キャッシュプラグインの比較は以下の記事をご覧ください。