【2021年】WP Multibyte Patchとは?必要?機能や設定方法・使い方を詳しく解説!
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・WP Multibyte Patchって何?何ができるの?
・WP Multibyte Patchは必須?入れた方が良い?
・WP Multibyte Patchのインストールと使い方を知りたい
本記事の内容
- WP Multibyte Patchでできること
- WP Multibyte Patchの必要性(いる人・いらない人)
- WP Multibyte Patchのインストールと使い方
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本記事を読むと、WP Multibyte Patchでできることだけでなく、WP Multibyte Patchを使わないことで起こるエラーやWP Multibyte Patchが必須なのかもわかります。
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目次
WP Multibyte Patchとは
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全角文字が原因のエラーや文字化けを解消してくれる
WP Multibyte Patchは、日本語などの全角文字(マルチバイト文字)が原因で起こる様々な不具合を全般的に解消してくれるプラグインです。
WordPressは元々英語での使用を基本として作られたツールなので、英語(シングルバイト文字)で使われることを前提としています。
そのために、日本語(マルチバイト文字)でWordPressを使うといろんなところで不具合が生じるということになります。
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あまり実感はないかもしれませんが、日本語(マルチバイト文字)を使うことでWordPressでは以下のような不具合が生じる可能性があります。
WordPressで日本語を使うことで起こり得る不具合
- メールの文字化け
- ファイル名の文字化け(サイト移転時のバグにも繋がる)
- 全角スペースが検索で使えない
- 文字数カウントを正確にできない
- 記事の抜粋の文字数が合わない
- トラックバックに関するエラー
- ピンバックに関するエラー
いまいちピンとこないものもあると思いますが、見えないところで微妙な不具合が色々と起きていると認識していただければOKです。
WordPress独自の機能のピンバックの意味や仕組み・メリットについては以下の記事で解説しています。
>> WordPressの「新しいピンバックが承認待ちです」とは?対処やメリット・設定方法を解説
これらの不具合を全般的に解消してくれるのがWP Multibyte Patchです。
上記のエラーを解消してくれるので、具体的な機能は以下のようになっています。
- 投稿抜粋機能を改善する
- 文字数カウント機能を改善する
- ブログ内での検索で全角スペースの区切りに対応
- 日本語(マルチバイト)のファイル名をmd5に変換してくれる
- WordPressから送信するメールの文字化けを解消
- ピンバック関連のバグ・文字化け解消
- トラックバック関連のバグ・文字化け
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補足として、後ほど詳しく解説しますがWordPress5.0より前はWP Multibyte PatchはWordPressにデフォルトでインストールされていたほどです。
機能①投稿抜粋機能を改善する
「文字数ベース」抜粋の補助機能を提供します。抜粋の最大文字数と more 文字列を設定ファイルより変更できます。
引用:WP Multibyte Patch – EastCoder;
まず1つ目の機能は、投稿の抜粋の文字数を正確にするための機能です。
投稿の抜粋とは、記事一覧などで記事タイトルと共に表示される以下のような文章のこと。
この投稿の抜粋の文字数に関して、WP Multibyte Patchがない状態だと、
- 同じ文字数の設定になっていても、WordPressの言語設定によって出力される文字数が変わる
- 日本語の文字数カウントを適切にできないので長さも正確ではない
ということが起こります。
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このとき日本語でも抜粋の長さを正確にしてくれるのがWP Multibyte Patchの1つ目の機能です。
また、最大文字数を変更することもできます。
機能②文字数カウント機能を改善する
言語設定が ja の場合、デフォルトで文字列カウント方式の設定を「文字数ベース」に固定します。
引用:WP Multibyte Patch – EastCoder;
WordPressは英語を前提として開発されているので、日本語などのマルチバイト文字の文字数を正確にカウントすることができません。
文字数カウントは、記事編集画面で表示される文字数や先の投稿の抜粋などを始めとして
見えるところでも見えないところでもブログのいろんなところで影響します。
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WP Multibyte Patchを導入すると日本語(マルチバイト文字)の文字数も正確にカウントできるようになります。
機能③ブログ内での検索で全角スペースの区切りに対応
検索の際に全角スペースを区切り文字として認識させます。また、検索文字列内の重複するスペースを取り除きます。
引用:WP Multibyte Patch – EastCoder;
3つ目の機能は、ブログ内での検索で全角スペースを半角スペースと同様に使えるようになることです。
検索では半角スペースは”区切り文字”として認識されていますが、
デフォルトの状態では全角文字は”区切り文字”ではなく”文字”として認識されてしまいます。
例えばブログの検索窓で上記のように半角スペースで区切って検索すると、、、
上の画像のように該当する記事が検索にヒットしますが、
全角のスペースで区切って同じように検索をすると、、、
検索ワードは同じにも関わらず記事が検索にヒットしません。
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WP Multibyte Patchを導入することで、全角スペースも区切り文字として認識されるようになり、以下のように全角スペースで検索しても記事がヒットするようになります。
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機能④日本語(マルチバイト)のファイル名をmd5に変換してくれる
マルチバイトを含むファイル名のファイルがアップロード、またはメール添付された場合にファイル名を md5 に変換します。
引用:WP Multibyte Patch – EastCoder;
4つ目の機能は、WordPressにアップロードする画像などのファイル名の日本語を自動で英数字に変換してくれることです。
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ファイル名が日本語(マルチバイト文字)になっていると、
- 画像を表示する際に不具合が起こる可能性がある
- WordPressを移転する際にうまくいかない可能性がある
- ファイル名が文字化けして不具合が起こる可能性がある
などなど様々なエラーの原因になります。
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ファイルをアップロードした際に、日本語のファイル名を自動で英数字に変換することで、こういったバグを事前に防いでくれます。
例えば「サンプル.jpeg」という画像ファイルをアップロードすると、
WP Multibyte Patchがない場合は上のようにそのまま「サンプル.jpeg」というファイル名になりますが、
WP Multibyte Patchを導入していると上のように英数字に変換されています。
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機能⑤WordPressから送信するメールの文字化けを解消
5つ目の機能は、WordPressから送信するメールで使う日本語が文字化けしないようにしてくれることです。
お問い合わせフォームから問合せなどをもらった際などに、自動でWordPressからメールを送信することがあると思いますが、
WP Multibyte Patchを使わないとそういったメールの日本語が文字化けしてしまいます。
お問い合わせをくれる方はお仕事のご相談など大切な連絡である可能性も高いので、そのような機会にメールが文字化けしてしまうのは非常にもったいないです。
メールを使う方は是非WP Multibyte Patchを導入しておきましょう。
その他の機能
他には
- ピンバック関連のバグ・文字化け解消
- トラックバック関連のバグ・文字化け
- テーマのWEBフォント無効化機能
などの機能がありますが、この辺りは細かく把握していなくてもOKです。
ピンバックとは、自分のブログ記事に、参考にした他のWordPressブログの記事URLを貼った際に自動で相手に通知が飛び、承認されると相手のブログに自分の記事URLを掲載してもらえる機能のこと。メリットや設定方法は以下の記事で詳しく解説。
>> WordPressの「新しいピンバックが承認待ちです」とは?対処やメリット・設定方法を解説
トラックバックとは、ピンバックとほとんど似た機能だが、相手の通知が自動ではなく自分で手動で行う必要がある点がピンバックと異なる。
WP Multibyte Patchは必須のプラグイン?
![②WP Multibyte Patchは必須のプラグイン?](https://blogger-no-mori.com/wp-content/uploads/2021/08/WP_Multibyte_Patch-2.png)
![](https://blogger-no-mori.com/wp-content/uploads/2021/08/icon-blogger-1-150x150.png)
ということを疑問に思われる方も多いと思います。
- WP Multibyte PatchはWordPress5.0より前はデフォルトで搭載されていた
- 入れないと文字化けなど様々なエラーが起こる
などの理由から、WP Multibyte Patchは必須だとよく言われていますが、
当ブログの結論は「WP Multibyte Patchは入れたくない理由が特にないなら入れておいた方が得」ということになります。
WP Multibyte Patchを入れた方が良い人
WP Multibyte Patchを入れた方が良い人は、一言で大雑把に言うと
- 「WP Multibyte Patchを入れたくない理由がある人以外」
ではあるのですが、その中でも以下に当てはまる方は特に入れておくべきです。
- ブログ内の記事検索で取りこぼしたくない方
- ファイル名によく日本語を使う方
- WordPressを移転する可能性が今後少しでもある方
- 文字数カウントを参考にしていて、正確に把握したい方
- 問い合わせフォームなどでメールを使われる方
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ブログ内の記事検索で取りこぼしたくない方
ブログ内でせっかく検索してくれたのに、全角スペースを使っていることが原因でヒットしないのは非常にもったいないです。
わざわざ記事検索をしてくれる読者は、熱心にブログ記事を読んでくれたり、Twitterでもつながってファンになってくれる可能性も高いです。
よって、全角スペースで検索をできるようにすることでファンになってくれたり記事をしっかり読んでくれる読者の取りこぼしを減らすことができます。
ファイル名によく日本語を使う方
ファイル名に日頃から日本語を使う方は、そのままWordPressにアップロードしてしまうこともあると思うので要注意です。
ファイル名に日本語を使うと思わぬところでエラーが発生するので、WP Multibyte Patchを入れておくのが無難です。
WordPressを移転する可能性が今後少しでもある方
WordPressを他のサーバーやドメインに移転する際にも、特にファイル名などの日本語(マルチバイト文字)が影響してくるので、
今後移転をする可能性が0ではない方はWP Multibyte Patchを導入しておくのがおすすめです。
文字数カウントを参考にしていて、正確に把握したい方
記事編集画面での文字数カウントを、執筆する際の目安として重要視されている方はWP Multibyte Patchを導入しておきましょう。
正しく文字数をカウントされていなくて参考にしている数字が間違っている可能性もあります。
また、投稿抜粋でのカウントも正確になります。
問い合わせフォームなどでメールを使われる方
問い合わせフォームで連絡をくださる読者はお仕事にもつながる可能性もあるはずなので、文字化けで取りこぼすのは非常にもったいないです。
お問い合わせフォームやメールを使われる方はWP Multibyte Patchを導入しておきましょう。
WP Multibyte Patchを入れなくても良い人
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WP Multibyte Patchを入れなくても良い方は以下の方になります。
- (日本語が原因のエラーが多少あっても)WordPressに入れるプラグインの数をギリギリまで減らしたい人
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WordPressに入れるプラグインの数をギリギリまで減らしたい人
WordPressにプラグインをたくさん入れすぎると
- プラグイン同士の干渉で不具合が起こる可能性がある
- プログラムがどんどん増えるのでサイトの表示速度が遅くなる
などのデメリットがあります。
よってプラグインの数はできるだけ抑えるのがWordPress運営の基本ですが、
くらいの違いであれば、
以下のことをしておけばサイトの表示速度は十分速く保つことができます。
- 画像の最適化
- 画像の次世代フォーマットの利用
- ファイルの最適化
- キャッシュの利用
上記の4つについては、それぞれ次の記事で解説しています。
↓画像の最適化でサイトを高速化する
>> 【2021年最新】EWWW Image Optimizerの最新設定方法と使い方【画像最適化プラグイン】
↓画像の次世代フォーマットを利用してサイトを高速化する
>> WordPressでWebP画像に変換・対応させる3つの方法【WebP画像】
↓ファイルの最適化でサイトを高速化する
>> 【2021年最新】Autoptimizeの設定方法と使い方:コード最適化プラグイン【WordPress】
↓キャッシュを利用してサイトを高速化する
>> 【2021年最新】W3 Total Cacheのおすすめの設定方法と注意点
WP Multibyte Patchのインストール方法と使い方
WP Multibyte Patchの機能や必要性がわかったところで、インストール方法や使い方を解説していきます。
どんなプラグインでもそうですが、プラグインの相性によって不具合が起こる可能性があります。以下の記事を参考にWordpressのバックアップを取っておくことをおすすめします。
>> 【2021年最新】BackWPupの正しい設定方法と使い方:自動バックアッププラグイン【WordPress】
まずはWordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。
プラグインの検索窓に「WP Multibyte Patch」と入力して検索します。
上の画像のプラグインがWP Multibyte Patchになります。
「今すぐインストール」をクリックします。
WP Multibyte Patchのインストールが完了したら、「有効化」をクリックします。
「プラグインを有効化しました。」と表示されたらWP Multibyte Patchの導入は完了です。
WP Multibyte Patchはインストールと有効化だけすれば自動で機能してくれます。
後ほど「高度な設定をすることもできる」で紹介する高度な設定をしたい方を除いて、基本的に設定は不要です。
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WP Multibyte Patchについての補足
![④WP Multibyte Patchについての補足](https://blogger-no-mori.com/wp-content/uploads/2021/08/WP_Multibyte_Patch-4.png)
![](https://blogger-no-mori.com/wp-content/uploads/2021/08/icon-nabetaro-150x150.png)
WordPress5.0(2018年12月)以前はデフォルトで導入されていた
WP Multibyte Patchは、WordPress5.0(2018年2月)より前のバージョンでは、WordPressにデフォルトでインストールされていました。
![](https://blogger-no-mori.com/wp-content/uploads/2021/08/icon-nabetaro-150x150.png)
WordPress公式サイトには以下のようにアナウンスがあり、WordPress5.0(2018年2月)以降はWP Multibyte Patchを自分でインストールしなければならなくなりました。
WordPress 5.0 以降、ダウンロード版日本語版パッケージに WP Multibyte Patch プラグインは含まれなくなります。これにより、日本語版は、自動パッケージ化・リリース化のためのシステム要件を満たすこととなり、パッケージシステムが選択する最短のタイミングでリリースされるようになります。
引用:Announcement | WordPress.org 日本語
上のアナウンスの通り、
ということではなく、
ためにデフォルトから外されただけなので、WordPress5.0以降のバージョンでもWP Multibyte Patchは自分でインストールしておくと不具合がなくて無難です。
高度な設定をすることもできる
![](https://blogger-no-mori.com/wp-content/uploads/2021/08/icon-nabetaro-150x150.png)
WP Multibyte Patchの設定はWordPressの管理画面からすることはできず、
FTPソフトかレンタルサーバーのファルマネージャーからWP Multibyte Patchのファイルにアクセスしてコードを修正することで設定を行います。
設定からは
- 基本的な機能を個別で有効化・無効化を設定できる
- BuddyPressでの抜粋機能の有効化・無効化
- フィードXMLサニタイズ機能の有効化・無効化
- マルチバイト文字数ベース抜粋時の最大文字数
- 抜粋末尾に出力されるMore文字列
- 送信メールのエンコーディングのモードを、JIS、UTF-8、autoの中から選択
などを変更することができます。
設定を行うには、
/wp-content/plugins/wp-multibyte-patch/
にあるwpmp-config-sample-ja.php
のファイルの内容を修正する- 修正が完了したらファイル名を
wpmp-config.php
に変更する /wp-content/wpmp-config.php
と配置する
という手順で設定をすることができます。
設定内容の詳細は、以下のWP Multibyte Patchの公式サイトをご覧ください。
>> WP Multibyte Patch – EastCoder;
迷ったらとりあえずWP Multibyte Patchを導入しよう!
WP Multibyte Patchでできることや必要性などについて解説しました。
日本語を使用することで、大きなバグにつながることや目に見えていない裏で小さな不具合がいくつか発生していることもあります。
WP Multibyte Patchを入れたくない理由が特にない方は、入れておくことが無難です。
WP Multibyte Patchを入れることでサイトの表示速度を懸念されている方は、以下の各記事を読むとサイト速度を大幅に改善できます。
>> 【2021年最新】Autoptimizeの設定方法と使い方:コード最適化プラグイン【WordPress】
>> 【2021年最新】EWWW Image Optimizerの最新設定方法と使い方【画像最適化プラグイン】
>> 【2021年最新】W3 Total Cacheのおすすめの設定方法と注意点
>> WordPressでWebP画像に変換・対応させる3つの方法【WebP画像】